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「金色のガッシュベル、キャンチョメとフォルゴレの最期がめちゃくちゃ感動する」
の記事が1番人気を誇っており、やはり金色のガッシュベルの人気はすさまじいな。と感動しているところですが今回はさらにもう一つオススメの別れのシーンを書いていきたいと思います。
それがこちら
バリー
本の持ち主グスタフも後程出ます。
いかにも強者の匂いがプンプンしてくるこの感じ、佇まい。
本編においても間違いなく強者に位置づけられ、バリーとの戦闘は間違いなく死闘を繰り広げられるのだろう、と思っていましたがこのバリーの最期、実はもの凄い終わり方をします。
まずはこのバリーがどういったキャラクターなのか。
このバリー、実は全編においてほぼ負け知らずの主人公ガッシュを敗北に追い込んだ数少ないキャラクターなんです。
しかも実際ガッシュは完全に敗北に喫しているにも関わらず、生きているのは戦いの最期にガッシュの意志のある強い眼にバリーが怯んでしまったから。というもの
実力の凄さを物語るのは、その後バリーはガッシュとの戦いを機に本当の強さとはなにか。を追い求め多くの強者と戦い抜き魔物たちの中でも”神童”といわれる竜族の一人を打ち負かしています。
そんなバリーがガッシュ達と再会したのは、ファウードという超大型の魔物(日本とか国単位を平気で潰すことの出来るほどの大きさ)の体内でした。
バリーは体内での連戦続きで疲弊しているガッシュ達の助っ人という形でガッシュ達の前に現れます。
その時、ガッシュ達が戦っていた魔物も決して弱くはないのですが、バリーはこれを完全に完封し叩きのめします。
これで邪魔をしていた魔物を倒し、さらには強い味方バリーが参加したことにより、いよいよボスの待つ場所へ…!
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と思ったのもつかの間、倒した魔物がある装置を起動させ、そこにはまるでレーザー光線が壁のように降り注ぐ障害が出来てしまいます。
普通に通るには絶対に出来ない。どうすれば…と思案をするにも早くいかないとタイムリミットも迫っている危険な状況
(ファウードはボスの命令により日本を破壊しに向かっている最中)
その切羽詰まった状況で最初に動いたのは主人公のガッシュ
「バリー!お主にお願いがあるのだ! 私のかわりにファウードを止めてくれ!!!!」
いきなりの言葉に全員が驚くやいなや
「お主にしかできぬ…たのんだぞ、バリー」
そのレーザーの中に入るガッシュ
ガッシュが腕を伸ばすと、その腕がレーザーの盾となり、腕の下にはレーザーがなく通れる状況に
しかし、ガッシュはそのレーザーの雨に打たれ血だらけになり、しかもレーザーが降り注いでいるため動けないのでただレーザーをくらい続け最早、いつ死んでしまうか。という状態に
そのレーザーに打たれている姿を見てバリーも驚きを隠せない表情、そしてその姿をしっかりと見据えるグスタフ
グスタフはガッシュを讃え、ボスの待つ先へ、バリーに声をかけ向かおうとします。
バリーは驚きを隠せないながら
そしてガッシュの想いを受けグスタフとバリーは走り出します。
しかし次の瞬間
まさかの行動にグスタフは驚きます。
バリーは身を挺しガッシュを助けます。
「バリー!?なにを…!?」
「ああ…ほんとに...よ、 オレは...何をやってんだ!?
なぜかよ、こんな王を捨てるようなことやってんだ...
なぜだろうなあ?
大きくなったハズなのに、オレの心は、こんな小せえことを「捨てるな」って叫んでるんだよぉ!」
考えてもみなかった突然のバリーの行動にガッシュは救われます。
先ほどガッシュが託した思いを今度はガッシュがバリーから託されます。
しかし、ガッシュは驚きの表情でバリーを見ていると
この言葉を聞きみんなはバリーに ありがとう! と言いながら先に急ぎます。
ただガッシュだけがみなに抱えられながらバリーの名を呼び続けながら
全員が先に向かい、残ったのはバリーとその本の持ち主グスタフ
消えゆくバリーとグスタフは最期の会話をします。
グスタフが震えながら続けます
「いくら王といえど、完ぺきではない。いつか間違いを起こすこともあろう。
その時にお前は王を殴ってやれる。その鍛えた体で、強き目で、拳で王を殴ってやれ。
王がどんな目をしていようと、ひるむことはない。」
この言葉にバリーも
そして最後にお互い共に過ごしてきた日々を忘れない。と約束をし、バリーは消えていきます。
かつてバリーはチンピラの如く目の前の敵をただひたすら倒していくだけの魔物でした。
しかしガッシュと出会い、戦いには勝ったもののガッシュの眼に怯んでしまい、ガッシュ達を倒し切らず去っていく
そして再会し、その戦闘力は間違いなく強くなっていました。
戦えば、いくら強いガッシュといえど勝率は…バリーといっても過言ではないでしょう。
しかし、バリー達の最期は決して戦いの後の終わりではなく、目の前の仲間を助けるための行動によるもの。
さらにはかつてその目に怯み、半ば負けを喫したともいえるガッシュを躊躇なく殴れたこと。
そして最後の今まで共に歩んできたグスタフの言葉。
この最後の言葉、バリーも言っているように本当に未練なく逝けたのだと思える素晴らしい言葉でした。
しかしこの別れ、本当にいろいろと渋いだのカッコイイだのいろんな言葉で褒めようと思えば褒めれますが自分が今回これに対しての感想を言うならば
「男の別れ」
こういう感じがします。
せっかくの感動をおふざけで締めていると思われるかもしれませんが、本当にこの2人は上り詰めるところまで上り詰めた常人には理解すら及ばないかなり厳しい道のりを歩んできていると思います。
それこそ王になるため、その為だけに。
しかし、ガッシュの行動を見た時にバリーが取った行動はきっと王になるよりも大きな意味を持つ行動だったんだと思います。
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さて、この後、ガッシュ達は先へ行きついにこのファウード編の物語、最後の戦いに入っていきます。
ここも一筋縄ではいかない、大きな物語をはらんでいます。
その内容を詳しく知りたい人は、ぜひとも漫画を購入してみてください!
金色のガッシュベル、終わってから年月は経っていますが、いまだに根強いファンがいるとても良い作品なのでぜひ!
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よかったらぜひ遊びにいらしてください!
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