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「モブサイコ 100」 アニメ版 第2期 7話 「追い込み ~正体~ 」の感想 


今回は自分の好きな作品、モブサイコについて。

本当はもっとしっかりレビューを書くべきなんですが、今回、アニメ第2期の第7話がかなりの感動的な仕上がりだったのでこの感動のままここに書きなぐりたいと思います。

後日にまたしっかりと「モブサイコ100」についての紹介を書きたいと思います。後、アニメ画と漫画が混在してますがあしからず。

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感想の前に、とりあえず知らない人のためにかなりざっくりとした作品説明を(ここらへんを後日しっかりします)

モブサイコ100の主人公は 気弱な中学生
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しかしこの男の子は超能力が使えます。それも作品に出てくる中でも、1,2のレベルで最強。

だけど、見ての通りかなり気弱な性格。普段からおどおどとしてるような人。

そのモブの師匠となる人がこの男
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自称霊能力者の霊幻新隆

この師匠、実はまったく超能力も霊感もありません。しかし超人的に話が上手い。
怪しさ100%な説明なんですが、この人の紹介は今回はこれぐらいにしておきます。


そして、今回第7話の話の主人公はこの霊幻新隆が主の話

モブと霊幻はいつも2人で除霊などの仕事をこなしていました。実際、除霊などの本物の霊相手はモブが相手にしますが、それ以外の依頼、また大人との対応は全て霊幻がしていました。

その実、モブは霊幻を師匠と慕い、霊幻のしている除霊などの仕事をバイトとして手伝いでいる状況でした。

しかし、ある日のこと霊幻がモブのプライベートを無視してまで手伝わせようとしました。
モブにはしたいことがあった。しかし、それでも手伝いに来たモブ。

「いきなり呼び出すのはやめてくださいっていつも言っているじゃないですか」
「どうせ暇だろ、なら手伝ってくれたっていいじゃねえか」
「僕にだって友達との約束がありますよ」
「友達?え?やめとけ、どうせまた騙されるだけだって。除霊で人を助ける仕事と、友達と遊ぶことどっちが大切なんだよ!」

とモブにいつもの口調で霊幻は言います。
いつものモブならここで言いくるめられて、師匠がそういうなら。。。という感じだったのでしょう。

しかし、今回のモブは違いました。

「きっと師匠が全て正しい訳じゃないんだ…」

その時の霊幻
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霊幻の感じた通り、いつもは手伝いにきてたモブは手伝いに来なくなりました。

これまで本格的な除霊の時は助けに来てくれてたのに、モブが来なくなってしまった今霊幻は除霊の仕事が、、、


と、普通ならこれでなにも出来なくなり今まで、さんざんモブを上手い事使って来ていただけで、痛い目にあっておわり。


と、いきそうな所ですが、この霊幻新隆は開き直りここから1人で怒涛のように仕事をこなしていきます。

もともと1人でしていた仕事。今まで通り出来そうな仕事だけしていけばそれでいい。モブがいなくたって大丈夫じゃんおれ!

そして、仕事をいくつもこなしていた時、誰にも成し得なかった除霊を霊幻が解決したのをきっかけに霊幻は知名度があがり、ついにはTV出演が決まることに!

(ちなみに、その誰にも成し得なかった除霊というのは、ネットの中にあまりにも強すぎるプレイヤーがいて、それが霊じゃないか。と依頼が来て、その霊(プレイヤー)を不眠不休でレベル上げしまくったプレイヤー6人ぐらいで囲んで徹底的にボコボコにして倒した)

ってところまでが、7話の前の6話のお話。



ここからやっと7話の話(すみません)

霊幻はTVに呼ばれ、出演することに。

TVは生放送で全国に流れていました。
霊幻の他にもう1人有名な霊能力者のおじいさんがいました。霊幻は特に気にしていませんが、このおじいさんはあることで霊幻に恨みをもっていました。

TVの内容は、霊に憑りつかれた少年を生放送で除霊するとのこと。

霊幻がその除霊をすることになるのですが
所詮、台本のあるテレビ、やらせだ。そう思い、自分に霊能力も除霊できないのも十分に知りつつも除霊を全力でしました。
ここで成功すれば、本格的に人気者になれるんじゃね???
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しかし、現実はかなりひどいものでした。

30分ほど霊幻が除霊していたのに、子供の霊は全くいなくなりません。
TVでやらせのくせに、この子供もしぶとすぎるだろ。そう思いながらも霊幻は続けていましたが、TVのMCに促され、もう1人のおじいさん霊能力者に交代することに。

おじいさん霊能力者
「この子供には霊など憑りついていませんよ」

そういった瞬間、子供は正気に戻り、MCがよくぞ見破った!さすが本物はちゃんと分かってますね!!!と褒め讃えました。


その後、そのおじいさん霊能力者は霊幻に向かい、いろいろ質問責めをしました。

その結果、霊幻は生放送で全国に30分もの間、霊の憑いていない子供に除霊をし続けていた。
さらにはいないにも関わらず、除霊をしていたということは霊能力はもっていない。


そういった事実が世に晒される結果に。


TVが終わり、霊幻は詐欺師として世に叩かれることに。



今まで解決してあげた人たちも手のひらを返すようになってしまいます。
霊幻は確かに、霊能力は持っていません。しかし口が異様に上手く、実際それによって悩みを何個も解決してきました。

霊能力、超能力は確かに持ってはいない。しかし悩みなど出来る方法で実際に依頼は解決してきていた。
しかし、世に詐欺師と認識された以上、ほとんどの人が、ネットが、雑誌が攻撃してくる始末。

そしてどうしようか、そう思いながら家に帰ろうとすると、マスコミがまさかの家の前に張り込み。

見つかり追いかけてくるマスコミ、逃げる霊幻
「なんで逃げるんですか!あなたには説明責任があると思いませんか、記者会見を開く意向は!」

足が止まり振り返る
「記者会見?」


霊幻は記者会見を開くことになりました。

記者会見前日には、心配した母から謝罪文の添付メールが
それを印刷する霊幻


記者会見当日。
壇上に登った霊幻に無数のカメラのフラッシュ
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考えていた言葉が全部飛ぶ。
言葉のやり取りには負けない自信のある霊幻だったが、どうしようかとなり始める。

最初に好印象が大事。
そう思いながら放った言葉は

「本日は忙しい中お集まりいただき・・・・・・・・・・・・・何で集まってんだ?」
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その瞬間、マスコミからもの凄い数のヤジが飛ぶがそれを完璧に返していく霊幻。

ここら辺はこのモブサイコのアニメを知っている人からすれば、さすがにあの状況で。。。いや霊幻ならやりかねんし、それで乗り切れるだろう。と本当にそう思えるほどに、この霊幻新隆は話が上手かったのです。

冗談抜きで世界征服を目論むガチの超能力集団に
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こう言い放ち、結果いろいろありつつも世界征服を目論む人のそのほとんどをほんとに言いくるめてしまう程に。


その質問の中である記者が
「ここにあなたの中学の頃の卒業の思い出にこう書いてあります」

”なにものかになりたい”


その言葉を聞いた瞬間、さっきまで話していた霊幻は完璧に黙り込みます。

その瞬間、回想シーンに

モブと霊幻が初めて会った日

霊幻は飽きて仕事を辞め、なにをしようか悩んだ結果ちょっとしたきっかけに始めた除霊の仕事
しかし、飽き始め、そろそろ他の仕事にしようと考えていた時に当時小学生だったモブが事務所に来ます。

超能力が使えるというモブ小学生

冷やかしか?と聞く霊幻

「あの。。。僕。。。超能力が使えて、お兄さんも同じかなと思って。。。相談に。。。」

虚言癖か、はたまた脳内ファンタジーの少年か、どちらにしろ悩んでいるならと事務所に通し

「超能力が使えても普通の人とは変わらん。それは1つの特徴なだけだ。人間の魅力は本質にある。イイ奴になれよ」

そう言われ、モブ小学生は目をキラキラ輝かせました



「また来てもいいですか」
「いやどうだろうなぁ、俺も忙しいし」

と言いながら熱いお茶を飲もうとしたら予想以上に熱く思わずこぼしてしまいそうになった時に、モブが超能力でお茶がこぼれないようにしました。それを見た霊幻は冗談じゃなくこの子は本当に超能力が使えると知り

「除霊とかできる?」
無言で頷くモブ

「力の使い方を教えてやる」


モブと霊幻の付き合いはそれからでした。

モブは人としては本当に気弱で世の中を知らない子供のころから、霊幻を師匠と慕い、霊幻もそれを良しとして除霊にモブをよく手伝わせてました。


しかし、今モブは自分のもとから離れていき、今までの行いについて記者会見を開いているこの状況

”なにものかになりたい”

そう、あの時超能力が使える小学生のモブに出会った時点で、霊幻はモブに憧れていたのです。
モブと一緒にいることでモブみたいな ”なにかになれる” と


そして、その瞬間、回想シーンは戻ります。

霊幻は声に出さず心の中で

(変わろうとしているモブの足を引っ張っているのは他の誰でもなく俺だったんだ。。。モブ、見てるか・・・)

そして記者会見の放送されているTVに向かって

「成長したな、お前」
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その瞬間、マスコミからは怒号とヤジが飛びましたが、またそれと同時に記者会見場が急になにかの力によって地震なりモノが宙に浮くなどの現象が起き始めました。

会場は混沌の中、霊幻は涼しい顔で会場を後にしました。


そして、外に出て歩いているとそこにはモブが居ました。

しばらくモブは霊幻と距離をとっており、モブと会うのは久しぶり。

「お前、なんで来た」
「なんとなく」

・・・


「お前、知ってる?」
「なにをですか」
「俺の正体、ネットとか雑誌とか見てねぇの」
「そんなの知ってましたよ、最初から」
「…!?」

「ぼくの、師匠の正体は・・・


イイ奴だ



その言葉を聞いて霊幻は昔のモブと出会ったシーン、そしてあの日自分がモブに投げかけたあの言葉を完全に思い出し。。。


「ラーメンでも喰いに行くか」

END




はい、感動。(号泣)


そしてここからが感想。(笑)


今回は原作である漫画で一応知っていたこの話。つまり既に今回はかなり感動になると分かりつつもやはり改めて見てみるとものすごい感動しました。

感動したポイントとしてのキーワードは「イイ奴」

この言葉は昔、本当に悩んで相談に来た小学生モブが、霊幻に言われて本当に感動した言葉。

そして、今回、霊幻は本当に本当に頑張って、知名度も上がりモブに頼らなくても自分1人で出来るんだ。そう思っていた矢先に心無い仕業により一気にどん底まで叩き落されてしまいました。

どん底にいる時、人は本当に弱ってしまう。そしてその時に気にしていた言葉

なにものかになりたい

これを投げかけられ、心身共にかなり疲弊した時、まさか期待もしていなかったモブに助けられました。(会場の現象はモブの超能力)

俺は。。。

そう思っていた時にモブに聞いたあの言葉

あの時の霊幻は褒めてもらったり慰めてもらいたかったはずではないでしょう。
おそらく、今までの行いの反省、またはこれを最後に決別しようという気持ちのもと言ったのでしょう。

ここまで世間に醜態を晒し、モブに聞いた言葉
「お前、知ってる?」「俺の正体・・・」

(ここの ”知ってる?” これを言った霊幻の声がすごい微妙ではありましたが、若干かすれていた表現がもの凄いと思いました。アニメみて!!!)

そして返ってきた言葉

「そんなの知ってましたよ、最初から」「師匠の正体は、イイ奴だ」

この言葉を言われたときに霊幻は本当の本当に救われたはずでしょう。

なにものかになりたい。そう悩んでいた霊幻は イイ奴 になれたんだと。

今回の話はマジで見てもらいたい超絶いいシーンです。

当然、この1話、また自分の感想だけでは結局伝えたい想いの全てを伝えれてませんし、このモブであったり、霊幻新隆というキャラの背景も知ってると知らないじゃこの感動には、雲泥の差があると思います。


だとしても、この言葉。

いや、本当に大事なのは言葉じゃなく、あの時、あそこでしていた霊幻の行いが年月を経て自分のもとに帰ってきた。

たったこれだけの事かもしれませんが、そのたったこれだけの事に今回の霊幻は本当に救われたんだと、そういう事だと自分は思います。


例え、自分に帰ってこずとも人には優しくしておこう。
そうしておけば思わぬところでいつかそれが救いになる。

例え、それがその人からのお返しじゃなくてもその気持ちがあればいつか、必ず。。。


さて、今回はモブサイコ100の感想、それもアニメの1話をくりぬいての話でした(ほぼほぼ2話な気も・・・)

この作品は本当にいい作品かつおもしろい作品です!また後日この作品をしっかりとオススメした記事を書きたいなと思っています!

それでは!



ちなみに、この記事とよく似た系統というか同じ感動、感想を持った作品を前に書いてます。よければそちらも呼んでもらえれば。。。

映画 ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)
http://www.himatubuenter.com/article/457514704.html


1年越しの答えをここで。
ドラえもんがのび太に言ったあの日、その言葉とは
「ドジで、マヌケでダメダメだけど、お前は、イイ奴だな」でした。

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